11月3日(祝・文化の日)
ついに4回目となる「石川理紀之助翁検定」が開催されました。
会場は、潟上市昭和公民館。
今回の石川翁検定、前夜は小振りな雨、そして天気予報では曇り時々雨という、
少々不安な幕開けでしたが、心配無用でした。
受検者をお迎えする昭和公民館を、燦々として朝日が包んでくれています。
そして、遠方からのお客様が、迷うことなく安心して昭和公民館までお越しいただきたい、
主催者としてできる限りの課題を解決したい。だから「リキ爺」キャラクタ入りの誘導看板を市内の要所要所に設置しています。
スタッフもそれぞれの持ち場の準備と最終確認に余念がありません。
一方、市内の小学生向けに用意した「送迎バス」。
バスの出発地「天王小学校」にも続々と受検者が集合してきました。
かわいい足・足・足・・・
かわいい手・手・手・・・
さあ、バスが昭和公民館に向けて出発です。
運営委員スタッフも続々と会場入り。
さあ、受検者の皆さんがご来場です。
さあ、始まります。これから午後3時30分までの検定行程。
受付会場は業務が広範囲。
受検者の受付はもちろん、
スタッフの受付もしますし、
これまでの検定で合格した「先輩伝習士」もサポータとしてお手伝いいただくので、
サポーター受付もあります。受付のみんな、ご苦労かけますね。
一方その頃、調理室では、女性部「おもてなし隊」による昼食づくりの仕込み作業がスタートしています。
今日は受検者約50名。スタッフを含めて100人前の昼食づくりをしていただきます。
女性部の皆さん。本当にご難儀をおかけします。
でも、毎回元気なパワーと明るさで、楽しく昼食部門を担ってくださりありがとうございます。
皆さん、会場入りされています。
主催者側にはガイド役のほか、先輩伝習士「サポータ」8名にも着席いただきます。
さあ、いよいよ開会。
本日の受検者数は48名。
司会はブログでおなじみのかとゅーん☆さんです。
主催者を代表して藤原副会長からごあいさつ。
オレンジジャンバーで身を固めた検定スタッフが見守る中、次第は順調に進行します。
石川翁の玄孫(やしゃご)で、現石川家当主「石川紀行さん」から来賓のごあいさつをいただきます。
「リラックスして、楽しく検定を受検してください。」
ガイド役の皆さんをご紹介。
石川紀行様、金子直憲様、石井善春様、伝習館管理人の佐藤様。
本日の検定の運営支援をいただくために先輩伝習士8名がサポータとしてお越しくださいました。
小松富生様、磯野正明様、安達元幸様、菅原耕治様、木村政広様、佐藤芳郎様。
舘岡晴希様、保科恵一様はまだご来場ではない様子。
オリエンテーションも無事終了。
子供班と大人班に分かれてバスで伝習館を目指します。
伝習館に到着。大人と子供それぞれ2つの班に分かれて、4班編成で検定行程がスタート。
こちらは伝習館内を視察する子供班。
ガイドは、伝習館管理人の原田さんです。
ここ伝習館には、石川翁が遺してくれたたくさんの書物や使用していたものがたくさん現存しています。
草木谷に向かう子供班。10分ほどの道を歩いて向かいます。
ここ草木谷は、石川翁が一人で貧農生活を実践し、成果が上がることを立証した場所。
山々に囲まれた、稲作にはきっと不向きだろうな…と、素人でも理解できる農業には過酷な場所。
今でもここ草木谷では、玄孫の石川紀行さんをリーダに、
県立大学生や大久保小学校児童の手によって酒米やもち米の稲作りがされています。
伝習館の佐藤さんの話に熱心に耳を傾ける子供達。
今日の検定行程には、AKT秋田テレビの取材陣も随行いただきました。
秋田テレビさん、いつも取材をいただきありがとうございます!
こちらは、周辺施設を見学する大人班。
石川翁が生きたその当時のままの建物が現存します。
石川紀行さんもガイドを務めていただいています。
石川翁の子孫だけに、紀行さんのご説明には重みさえ感じる、興味深いお話がたくさんです。
さあ、午前中の主要施設見学も無事終了。
再度、昭和公民館に戻って昼食タイム!!
本日お召し上がりいただくご昼食はこちら!
お品書きは、昼食チームのリーダー「ミキティ」自作。
口取 潟上産つくだ煮
食事 ◆秋田県昭和豊川産あきたこまち「豊川米おにぎり」
石川翁の生きた豊川地区の田は粘土質でとても肥沃な土壌。
ゆえに、そこで採れるお米は最高!旨い!!
◆備荒倉米(びこうそうまい)
石川翁が農民を救うために自分の食べるお米から一合分を蓄えていた約百年前のお米。
汁物 豚汁
地元野菜をたくさん使用した逸品。受検者の評判も上々!!
香物 みそ漬けがっこ
今日の昼食の料理長「岡田女性部長」がメニューをご紹介。
備荒倉米を食べる子供達。微妙な表情です。。。
今日運営サポータとしてご参加いただいた先輩伝習士から、
「私の思う石川翁」と題して、受検者の皆さまへ3分間スピーチをしていただきます。
皆さん、さすがに石川翁を勉強され、この検定に合格された方々。
石川翁への熱い造詣・思いがひしひしと伝わるすばらしいお話しばかりでした。
一方その頃の調理室。
配膳も無事終わり、ひと段落と思いきや、
まだまだちょこちょこと仕事が舞い込みます。
昼食後はビデオ鑑賞。
午前中の見学のおさらいにはちょうどいい勉強材料ではないでしょうか。
それにしても、食事後の暗い部屋でのビデオは睡魔との闘いかもしれません。。。
マスコミ各社から取材を受ける、マスコミ担当の事務局長。
石川翁に関する知識では、事務局より数倍熟知した運営スタッフがたくさんいますので、
高度な質問へも懸念なく対応できます。
その後、子供班と大人班に分かれて座学講義。
子供班は、石川翁の足跡をコンパクトにまとめた名作「紙芝居」をご覧いただきます。
見よ!この熱心な眼差し!
今日一日の行程を経て、石川翁への思いを馳せ傾聴する子供たちを。
紙芝居の後は、市教育委員会の工藤先生と小玉先生が試験前の最後のおさらいをしてくれます。
工藤先生は教師なので(当然のことではありますが)、教え方がとてもお上手。
聞き手を飽きさせない、興味をこちらに向け続けさせる工夫や話法・・・
キムカズ、商工会職員として、先生ほどではないものの人の前で話す機会があることを思うと、
工藤先生から教わることはたくさんあります。
一方、こちらは大人班。
石川翁顕彰会の加藤金一郎会長によるテキスト講義。
石川翁に関して大人だけで学習いただける時間です。
子供も大人もそれぞれが、この時間で試験前の最終対策が施されます。
さあ、試験会場。
今、まさに試験問題が配布中です。
受検者の思いを察するに、緊張も最高潮というところではないでしょうか。
試験開始。
みんな真剣に取り組んでいます。
会場はしーんと静まり返り、鉛筆が走る音しか聞こえません。
スタッフは、歩く足音にも気を使います。
大人の受験者も、
子供の受験者も、
こちらの大人も、
こちらの子供も、
皆、真剣です。
今日一日の行程の総仕上げのテスト問題です。
設問問題(11問)は、30分間で取り組んでいただき回収となります。
回収された回答用紙は、別室で待機するスタッフに渡り、早速採点が始まります。
受検者の緊張感がここ採点室にもありました。
真剣に書いてくれた48枚の回答用紙。
一枚一枚丁寧に採点をしていきます。
石川理紀之助翁検定の試験も無事終わり、子供たちは検定の看板を手に集合写真を撮ってくれています。
主催者としてうれしい瞬間っ。
そして、後片付けを終えた事務局スタッフ一同。
今回の検定で全体を取り仕切ったT指導員が職員を前にあいさつします。
「初めて携わる検定で、たくさんの不安の中で今日を迎えましたが、
皆さんのご理解とご協力があって無事終えることができました。
ありがとうございました。」
(いつも商工会館前に掲示している「おもてなし隊」ののぼり。
裏返しになっていますが、今日一日私たちは「おもてなしの心」で検定事業に取り組みました。)
裏になっても、表(おもて)なし。っと。失礼。。。汗っ
=11月4日付け「秋田魁新報」=
=11月10日付け「湖畔時報」=
=11月15日付け「日の出新報」=
さて、本日の検定試験の合格者は11月14日(月)に一斉発表されます。
商工会館や昭和公民館、石川翁伝習館前に受験番号を掲示するほか、
合格者には、郵送で伝習士認定証をお送りしますので、楽しみにお待ちください。
また、伝習士の皆様には、伝習士だからこそ受けられる数々のメリットも追ってご案内します。
商工会と伝習士の皆さまとのお付き合いはこれからです。
是非、もっともっと石川翁のことを知っていただくために、潟上の地においでくださることをお待ち申し上げております。
潟上市商工会サイト