11月23日(勤労感謝の日)。
今日は大久保小学校を会場に、
大久保小学校の5年生が「農聖 石川理紀之助翁」の郷『草木谷』で植えたお米の収穫祭が行われました。
今日の収穫祭、題して「谷津田再生プロジェクト」。
聞きなれない”谷津田”という言葉、
開催あいさつの中で、石川翁の玄孫(やしゃご)の石川紀行さんが解説してくれました。
谷津田とは、谷津とは谷にある湿地をいい、
湿田に依存した生物に絶滅危惧種が多数いることや、
谷間のために田が小さく不定形で機械化されにくく、
多くの生物が残されていることなどを背景として、
生態系や里山の生物の保全が近年注目されている田んぼをいいます。
その後、大久保小学校の5年生により、
授業の中で学んだ石川理紀之助翁の足跡のほか、
草木谷での田植え作業や草刈り、脱穀、そして今日の収穫祭に至る取り組みの紹介をしてくれました。
さあ、本日の収穫祭のメインイベントとでもいうべき「餅つき」の開始です。
4つの臼が用意され、子供たちが整列してその時を待ちます。
小さいお子さんへは大人が介添え。
この男性、商工会でもいつもお世話になっている金子さん。
石川翁の生きた潟上市豊川山田地区にその当時から居を構え、
石川翁とともに農業改善活動を実践したご子孫にあたる方。
石川紀行さんをリーダーにした「草木谷を守る会」などの活動のリーダー的存在です。
今日、このイベントに参加して一番心に響いたのがこのシーン。
このイベント、小学生と男とたちだけで運営されているものではありません。
豊川地区のお母さんたちの力があればこそ。
孫の年齢であろう子どもたちの餅つきを側面的に支援し、
そして心配層に見つめる姿、立ち振る舞い。
地域の絆を感じ、このような環境で生活できる子どもたちを羨ましくさえ感じました。
こちらは、子供たちのお母さん舞台。PTAの皆さんです。
つきあがったお餅を要領よく調理していきます。
そして出来上がりがこちら。
キムカズも一つ頂戴しおいしくいただくのでした。
12月1日付け「湖畔時報」でも紹介されました。
潟上市商工会サイト