2月23日(木)
潟上市商工会が平成21年から進めてきた「あきた愛しやの郷づくり事業」
今日は、その事業の本年度締めくくりをのための推進委員会が開催されました。
「あきた愛しやの郷づくり事業」は、潟上市を愛しいところだなぁと思っていただきたい、
そして、より多くの方々に潟上を訪れていただき、潟上ファンになっていただきたい。
その思いを実現するための仕掛けとして、
1.観光振興として【農聖 石川理紀之助翁検定】
2.物産振興として【ふるさと産品推奨事業】
の二つの事業で構成されており、今年で3年目を迎えます。
そしてまた、3年が一区切りといわれる補助事業にあって、
今年は、まずはひとまずの集大成の年ということなります。
そこで、今日の会議では2つの事業それぞれについて、
本年度事業の実績ご報告と次年度事業への取り組み方策を協議いただきました。
特にこのブログでは、本委員会で委員長をお務めいただいた相場委員長と
菅原会長のお二人から発言された「事業総括」を記させていただきます。
【相場委員長総括】
「石川理紀之助翁検定」については、
合格者(伝習士)の活用策についてさらに検討を深めること。
伝習士の中には、石川翁に惚れ込んだ方も多く存在する。
その方々にお話しを伺うと「石川翁に関するPRに携わりしたい」という方もいる。
ぜひ、石川翁に関連する各種イベントへ参画する機会を創出していただきたい。
あまたのご当地検定があるが、とある検定では「合格した後のケアがほとんどない。」などの苦言も耳にする。
伝習士の方々が潟上市とのつながりを深く持っていただくことで、
また潟上を訪れていただけるような人づくりを進めていただきたい。
「ふるさと産品推奨事業」については、
少しづつ形になってきたといえる。
今後は、これまでの成果品をさらにブラッシュアップするとともに、
間口も広める活動へ向かっていくことを期待する。
そのためには、この事業に携わる方々(商工業者)が力を合わせることが大切と思われる。
【菅原会長総括】
「石川理紀之助翁検定」に商工会が目を付けた発端は、
やはり”経済の言葉14カ条”に代表される石川翁が遺した数々の教えが、
今の時代でも通じるということが挙げられる。
特に、子供たちの育成、郷土愛醸成の面からその効果は大きかったのではないかと考える。
”寝て居て人を起こすこと勿れ”も確かに有名な言葉だが、
結局は、石川翁が現代の我々へ遺してくれた最大の教えは『信頼が何より大切』ということではないか。
商工会では、今日愛しやの郷づくり事業を一区切りをするが、
平成24年度からは新たな企画提案型事業「潟(かた)ツーリズム」と「潟上3スマイル☆プロジェクト」に取り組んでいく。
この二つの事業については、これまでの取り組みをベースに進化させていくこととなろう。
そのように、商工会としては引き続き「あきた愛しやの郷づくり事業」が地域に息づいていくよう努力したいと考えているので、
変わらず市当局等からのご協力をお願いしたい。
今日の推進委員会の結果を受け、
石川翁検定は平成24年度から市教育委員会の主催事業として、
新たな歩みを進めることになりました。
このことについて、2月25日付け秋田魁新報でも取り上げていただきました。
3月1日付の湖畔時報でも取り上げていただきました。
潟上市商工会サイト