3月24日(土)
今日、潟上市に7校ある内の1校が閉校式を迎えました。
その小学校とは、「潟上市立豊川小学校」
ここ豊川小学校のある豊川地区は、潟上の地に生きた偉人「農聖 石川理紀之助翁」の地元。
それゆえ、校門脇には石川翁の教えが石碑に刻まれています。
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3月も月末だというのに、小雪交じりの小雨です。
たくさんの来訪者が寒さに肩をすぼめて校門をくぐっていました。
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今年で閉校となる豊川小学校ですが、この歴史はなんと135年。
創立は明治9年の「槻木小学校」の創立にさかのぼります。
木の廊下。その脇の壁には歴代の先生の顔写真が掲げられていました。
明治期の先生の写真からあります。時代を感じる瞬間です。
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今では懐かしいともいえる木造校舎。
キムカズ、この小学校を初めて訪れたとき、なんとも言えない懐かしさと愛着を感じずにはいれませんでした。
それもそのはず。キムカズも学校こそ違いますが、木造校舎に通ったことがあるから・・・。
(キムカズは大館市の小学校卒。1~2年生は木造校舎。2年生のときに学校が火災になり、
3年~4年がプレハブ校舎。そして、5~6年が新校舎だったという貴重な経験をしました。)
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木の階段。
キムカズも覚えています。階段を上り下りする生徒の足音が響く校舎。
また、段を飛ばして飛び降りたときは特に大きく響きわたる着地音。
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閉校式の会場「体育館」です。
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ステージの正面右に掲げられた「校歌」。
2番の歌詞に注目です。
”♪寝ていて人を 起こすなと♪”
そう、石川理紀之助翁の教えは校歌の中にも登場するのです!
”率先垂範”を意味するこのことば。ここの小学校を出た子ども達にはきっちりとその精神が受け継がれているはず。
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「修礼」で始まる式。
会場内の全員が起立し、ピアノの伴奏に合わせて一礼する。
緊張感ある開式です。
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式辞 石川潟上市長。
教育委員会告辞 工藤市教育委員長。
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校長あいさつ 徳原校長先生。
PTA会長あいさつ 川上PTA会長。
(川上PTA会長は、商工会の前青年部長でもあります。)
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多くのご来賓に見守られて式は粛々と進行します。
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場内のあちらこちらに閉校を惜しむ記念行事の跡。
地域総ぐるみで開催した運動会。
たくさんの大人と児童が同じグラウンドで楽しいひと時を過ごしたことが見てとれます。
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校旗返納。
児童から校旗が市長に返納され、ステージ上から校旗が姿を消します。
一気に寂しくなった、いかにも閉校が今このときに訪れたと感じさせる一幕。
このあとに子ども達からもらう感動を前に、寂しさがふつふつと湧き上がってきます。
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そして、子ども達が披露してくれた「児童呼びかけ」
ありがとう さようなら 豊川小学校。
僕たち 私たちの 大好きな 豊川小学校。
135年の長い歴史。
お爺ちゃんも お婆ちゃんも お父さんも お母さんも この学校を巣立った。
校歌にもある「寝ていて人を起こすことなかれ」の石川理紀之助の教え。
これまでの卒業生は3143名。
校舎は古くなり 夏は暑くて汗が止まらない 冬は寒さで窓が凍りついた。
でも豊川小学校には楽しいことがたくさんありました。
新しい学校に転校することは寂しい。
でも、豊川小学校での生活を誇りに新しい一歩を踏み出そう。
♪うさぎ追いし かの山 こぶな釣りし かの川 ・・・♪
ありがとう さようなら 豊川小学校。

この式で一番立派だったのは、この子ども達全員。
きちんを前を向いて、堂々と発するメッセージ。
子ども達の発したメッセージと、全員で歌った「校歌」・・・
場内では、むせび泣く声がするほど、
多くの大人たちが本気で感動し、本気で豊川小学校がなくなることを寂しいと感じていました。
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その後は記念講演。
講師は、豊川小学校を昭和45年に卒業し、
秋田工業高校からはじめたラグビーで一躍全国の選手となり、
明治大学ではラグビー部キャプテンとして、
また日本代表選手として日の丸を背負って世界に挑んだ偉大な先輩。
現在は秋田市に本社を置く、瀬下建設工業株式会社の社長である瀬下和夫氏。
豊川小学校最後の授業。
「小さなことでも続けることが重要。
人間は「心の動物」。子どもも大人も同じく、人は誰でも心に正直に生きていかなければならない。
親の心、友達を大切にこれからの人生を生きていって欲しい。」
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小学校といえば、地域のコミュニティ。
学校が基幹となって、子ども達が育ち、地域住民が寄り合う。
今日で豊川小学校はなくなりますが、
ここに住む人たちにとってのコミュニティはこれからも必要です。
そのために現在、地域の皆さんの知恵を結集して、新たなコミュニティ拠点づくりが進行中です。
新たな豊川のコミュニティ拠点の完成を楽しみに、
これからも石川翁の精神が息づく豊川の振興を見守っていきたいと思います。
3月29日付け「湖畔時報」より
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3月25日付け秋田魁新報より
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潟上市商工会サイト