2008年(平成20年)、人気TV番組「水曜どうでしょう」の藤村ディレクターという方がHPの日記の中で書いていたことを、正月が迫ってくる この時期になるときまって思い出します。
今日は文字だけで勝負です。(文字ショー)
とても考えさせられる内容でしたので皆さまにもご紹介しましょう、かとゅーん☆です (๑→ܫ←๑)
  
    ※※※ ここから始まり ※※※
さて、2008年の正月。
「 正月 」という気分が、ほとんどしなかったのは私だけでありましょうか。
昔のような お正月気分というものが、ほとんどなかった。
嬉野先生に言ったら、「そりゃもう、みんなそうだよ」と。
ここ何年かでスーパーなんかの元旦営業が通常の営業形態となり、おせちやお餅の保存食はもはや正月の必需品でなくなってしまった。
ギリギリ「 お正月だから 」という、気持ちの上でしか生き残れない風習となってしまった。
門松やしめ飾りもあまり見なくなった。これらはもはや不要品。だって正月から店は開いてんだから、そんなもんが店先にあったらジャマになる。
もちろん元旦から働く人も増えている。彼らにとっての正月は普段の生活と変わらない。
「 正月気分 」がこの世から消えてしまったのは、だから、当たり前のことなんだろう。
日本の正月は、もはや「 バーゲン初日 」という盛り上がりの方が強い。
そういう文化を作ってしまった。それをハッキリと感じてしまった。それが2008年の正月、ということなんだろう。
正月3が日はみんなお休み。確かにそういう時代が、ちょっと前まであった。
正月はどこもやってないから、年末はあわただしく保存食を作り、たくわえる。
正月はどこもやってないから、親戚一同集まって酒でも飲むしかない。
でも今は、買出しに行かなくても、みんなで集まらなくても、普段どおりに過ごせる。
「 正月も営業してよ。だって不便でしょ」
『 なるほど正月も開いていた方がお客様に喜ばれる 』
便利であることがすべての目標であり、そのニーズにこたえるのが企業の使命。
そのためには効率化にコストカット、そして人員削減。減った分は安い賃金の契約社員でまかなえば効率的。契約社員にはノルマを課せば能率的。
そんな企業のたゆまぬ努力のおかげで製品は安くなり、世の中は便利になった。でもそんな企業のたゆまぬ努力のおかげで人々は職を失い、賃金は安くなり、もはや普通に暮らすことさえできなくなってしまった。
企業は、もう、考えなければいけない。
エコもいいけど、地球にやさしくする前に、働く人々にやさしくなければいけない。
地球温暖化より、灯油代が払えないアルバイトの低温化を救ってやらなければいけない。
人間は、食べるために猟をし、農耕を始めた。
すべては、「 その集団にいる人たちが暮らしていくため 」だった。
企業は、決して利益を生むためだけのシステムではないはずだ。
企業は、そこに暮らす人々の社会を作っていくシステムであるはずだ。
企業は、だから、もっと社会的でなければならない。
そして、もはや狩猟や農耕だけで暮らしている社会ではない現在、企業はもっと「 文化的 」でなければならない。
文化的。
つかみどころのない言葉ではあるが、でも、企業がもっと文化的な思考であれば、たぶん、いつか日本の正月も本来の姿を取り戻すだろうな、と思うのです。
でもそのためには、「 便利であること 」を捨てる覚悟が、人々にあるかどうか、それが、実は企業よりもやっかいな問題なのであります。
今年もこうして番組とは無関係なことを、特にう先生の方が書くだろうけれども、社会がおかしな方向に向かっている、そう思ったなら書くべきであろうと、たわごとと聞き流されても、えらそうにと批判を受けても、書いていきますと我々は思っておるのでございます。

   ※※※ おしまい ※※※
長文、お読みいただきありがとうございます。
皆さまはどのような「 お正月 」を迎えるのでしょうか?
「 お正月 」は顕在でしょうか?
今年も残り少なくなってきましたが、一緒によいお年をおむかえましょうね。
かとゅーん☆でしたァ (๑→ܫ←๑)