3月15日(木)
3月15日と言えば・・・商工会で最も重要?といっても過言ではない、
そう、「確定申告」の最終日。
そんな重要な日ではありましたが、キムカズはあきた食品振興プラザ様の主催による「6次産業化先進地視察研修」に参加してきました。
(事務所の皆さん、確定申告の最高潮時の出張をお許しください。。。すみませんっ!
・・・って、でも15日なら相当見通しは明るいか。汗)
さて、「6次産業化」という言葉について。
今さらご説明する必要もないでしょうけれども、時世のキーワードとして下記させていただきます。
「6次産業化」とは、
農山漁村が生産(第1次産業)だけでなく、
食品加工(第2次産業)、流通・販売(第3次産業)にも主体的・総合的に関わり合うことで高付加価値化を図り、
活性化につなげていこうという考え方。
東京大学名誉教授の今村奈良臣が提唱し、
1+2+3=6(1×2×3=6 でも同じこと)で6次産業とよぼうというものである。
民主党も「農山漁村6次産業化ビジョン」を掲げており、その骨子は
(1)農山漁村特有の資源を活用した付加価値のある地域ブランドの確立、
(2)新たな生産販売サイクルの確立、
(3)バイオマスを機軸とした新たな産業の振興、
(4)教育、医療・介護の場としての活用、
(5)農山漁村集落の定住人口、交流人口の拡大、
(6)農協等の改革、である。
農業従事者たちも農産物のブランド化、消費者への直接販売、レストラン経営、観光農園などを企画することによって、
農村部の地域活性化を目指している。【引用:Yahoo辞書】
・・・、というものです。
さて、今回の視察の1ヶ所目がこちら。
水産物加工販売を手掛ける「株式会社味の加久の屋」様です。
P1150433.JPG P1150434.JPG
第一工場では「ズワイガニ」の製造工程を拝見しました。
P1150409.JPG
続いて、第2工場。ここでは「大根の漬物」を包装していました。
P1150413.JPG
第3工場では、貝の焼き工程。
P1150423.JPG
従業員も利用する階段に掲げられた「挨拶の励行、規律の厳守」の文字。
キムカズ、企業視察をさせていただくとついついこういうところに目が行ってしまいます。
社長が社員に発するメッセージ。とても重要なものと思います。
先ほどの工程でもお気づきいただけたでしょうか?
写真はお示ししませんでしたが、当社では徹底した衛生管理に取り組んでおられました。
HACCPへの取り組みのために、従業員がいつでも閲覧可能なように関係書類がびっしりと格納された「品質管理室」、
そして、そこには専門の従業員を常駐させていました。
食の安全安心のために専門人材を起用している。
どおりで、工場内は当然にきれいですし、何より従業員一人ひとりがきちんと挨拶のできる方々でした。
社長のメッセージ、部外者のキムカズにもビンビン感じることができました。
P1150431.JPG
さて、続いてお邪魔したのが「有限会社柏崎青果」様
P1150435.JPG P1150436.JPG
ご説明いただいた柏崎専務。
当社は、もともとは農業生産法人。そう、農業を営みとする会社です。
柏崎専務のお話しを聞いて、今回の研修のテーマ「6次産業化」を目の当たりにすることができました。
当社の6次産業への取り組みを整理すると・・・
1次産業・・・当初は「長いも」「にんいく」「ごぼう」を得意とする農業生産が主体だった。
それがその後、
2次産業・・・産廃処理業への進出を契機に、
      一次産業で発生する端材(市場での流通価値のない生産野菜)のたい肥化に取り組み、
      その延長線で取り組んだのが「乾燥野菜」部門の立ち上げでした。
       この乾燥野菜への取り組みによって、自社生産の野菜たちを無駄なく市場に送り込むことが可能となりました。
3次産業・・・黒にんにくブームを契機に、当社でも黒にんにくの商品化に着手。
       3次産業の展開にあたって最も重要と思われる販路の獲得に関しては、
      既存販路へのアプローチは当然で、ビッグサイトでの展示会へも積極的に出展したとのこと。
      結果的には、JR線駅構内での「駅なか」での販売機会を得て、ここで大きく認知と市場の拡大が図ることができた。
「現在は、特に3次産業(流通・販売)に力を入れている。」と話す柏崎専務。
P1150438.JPG
話しを聞いていて、いろんなことが勉強になりました。
1)ビッグサイト等大型の展示会は集客力はあるが、販路開拓面ではそんなに高確率ではない。
  むしろ、ここで入手できる多くの名刺が貴重な情報を提供してくれる。
  特に、当社では知り合いを多く得ることができた結果、商品開発における技術協力が開発力を推進した。
2)1次産業→2次産業→3次産業と業態が拡大するにつれて、当然にマンパワーが必要になり、
  現在の従業員は120名までになった。
  →農閑期を上手く利用した、極端なマンパワーの増大を伴わない小規模事業者でもできる6次産業化ということも検討できないかな~と感じます。
3)商品開発において、当社が意識していることは、議論先行よりも形(モノづくり)先行とすること。
 モノができるまでに喧々諤々と議論をするよりも、まずは仮商品を作ることを優先しているとのこと。
P1150445.JPG P1150446.JPG
6次産業化のほかにも農商工連携など、私たち経営支援機関にとっても農業分野への支援強化は必須の流れです。
農業の方々に私たち経営指導員ができることは何か。
今回の視察を活かせるよう、
じーーっと、見つめて、見極めて、これからの仕事に役立てていきたいと思います。
当社製品の乾燥野菜。
キムカズも少しだけお買い上げさせていただきました。
P1150454.JPG
潟上市商工会サイト